品質管理体制
品質管理技術者及び責任者
工場に配置されている有資格管理技術者及び責任者は下記のとおりである。 1 製作管理技術者 鉄骨製作管理技術者1級又は一級建築士の資格を有する者。 2 溶接管理技術者 溶接管理技術者1級(資格取得後の実務経験3年以上)又は鉄骨製作管理技術者1級(資格習得後の実務経験3年以上)の資格を有する者。 3 検査管理技術者 (イ)製品検査管理技術者:建築鉄骨製品検査技術者の資格を有する者。 (ロ)超音波検査管理技術者:建築鉄骨超音波検査技術者又は非破壊試験技術者UTレベル3の資格を有する者。 4 工作図管理技術者 鉄骨製作管理技術者技術社1級又は一級建築士の資格を有する者。 5 溶接技能者 SA-3F、SA-3H及びSA-3V又はA-3F、A-3H及びA-3H及びA-3Vの資格を有する者。 6 外注管理責任者 7 材料管理責任者 8 品質管理者 |
製造設備の種類
社内設備
下記の社内基準が整備されている 1 工作基準 2 検査基準 3 製作要領書作成基準 4 外注管理基準 (最新の建築学会基準等に合わせて改定されている。) |
製造設備の種類
下記の製造設備が常備されている。 1 のこ盤 2 直立ボール盤 3 ポータブル自動ガス切断機 4 被覆アーク溶接機 5 CO2 ガスシールドアーク溶接機 6 エアアークガウジング機 7 クレーン(10t/台×1以上又は5t以上/台×2以上) 8 下向溶接用回転治具 9 溶接棒乾燥機 10 ブラスト設備 |
検査設備の種類
1 検査台 2 各種制度測定検査器具 3 電流・電圧計 4 表面温度計 5 温度チョーク 6 超音波探傷器 7 浸透探傷器具 8 ルーぺ(倍率5以上) 9 膜厚計 |
2. 入熱・パス間温度
3 予熱管理
①溶接方法、鋼種及び板厚の組み合わせによる予熱温度は、下表による。
(注)※1:国土交通大臣認定品かつ降伏点325N級の鋼材(板厚は40mm超え100mm以下)。
※2:板厚25mm以上に適用する。
※3:当該部の溶接おを適用しない場合は、その旨を明記する。
②予熱は上表予熱温度以上、200℃以下で行うものとする。予熱の範囲は溶接線の両側100mmを行うものとする。
③板厚と鋼種の組み合わせが異なる時は、予熱温度の高い方を採用する。
④板厚100mm超の溶接及び大電流溶接などの特殊な溶接では、施工試験等により有害な割れが発生しないことを確認し予熱条件を定めるものとする。扱いは、「※2」に準ずる。
⑤気温(鋼材表面温度)が鋼種400N級鋼の場合に0℃以上、鋼種490N級以上の高張力鋼の場合は5℃以上で敵用する。気温−5℃未満では溶接を行わないものとする。気温が-5℃以上0℃(または5℃)以下で溶接する場合は別途適切な処置をとる。
⑥湿気が多く開先面に結露のおそれがある場合は40℃まで加熱を行う。
⑦拘束が大きいことが予想されてる場合は、上表より約40℃高い予熱温度を適用する。
⑧鋼材のJISの炭素当量で0.44%を超える場合は予熱温度を別途検討する。